dhfruitsの店長の素直な考え

お客さんと話す上では、相手のことを考えた発言をすべきです。でも、そこで伝えきれない本音もたまーにあります。そこまで含めて書くためのブログ。

最強の自宅お手入れ

こんにちは!

張り切って今日も更新!(毎日ではない)

 

今日は、トリミングサロンになかなか行けない方におすすめの、最強の自宅お手入れです。

 

色々理由があると思います。時間が無い、お金が無い、予約が取れない。

どれもこれも、犬を飼う上で覚悟したはずのことでも現実はもっと厳しかった、なんてこともあると思います。

今はそこをどうこう言うわけではありません今は(´^∀^`)

 

さて、その最強のお手入れとは、「ブラッシング」です。正直、細かいこと抜きで言えばブラッシングさえ「正しく」出来ればサロンになるべくお金をかけたくない人はひと月からふた月にスパンを伸ばせます。

もちろん毎月サロンに出して綺麗にできる方はそれが一番かと思いますが、前述した通り様々な理由があって出せない方もいるのが現実ですから、その対処としてはブラッシングを正しく出来るように学んでいただければ良いと思います。

 

例えばうちみたいに無料のお手入れ相談会などを4.5回でも受けていただければ、トリミング犬種でもほぼ出来るようになるんじゃないかな?とは思います。

 

今回はそのやり方を伝えると長くなるのでそこではなくて、自宅でのブラッシングの利点(利点しかないんですが)をお伝えしようと思います。

 

まず1つ。

「スキンシップ」

これは、撫でる、遊ぶなどで生じるスキンシップではなく、自分の愛犬の様子を非常に繊細に観察することが出来る点です。

例えばもし、毛玉を引っ張ってしまったら犬は嫌だというサインを出します。どんなに大人しい子でも必ず。初めて会うトリマーにさえ、ビビって感情が出せない子でも目線をブラシに向けるなどのサインがあります。

自分の愛犬の限界点はどこにあるのかを知ることが出来、またその表し方がどうなのかを知れる良い機会です。

どのようにしてやればこの子がストレスを減らした状態でブラッシングされるのか、また、そこまで嫌じゃないけど飼い主さんには甘えて怒る、嫌がるという子に対してどのように接することが良いのかを深く考える良い機会です。

 

うちの子大人しいから、と言われる方は特に良く見ていただきたい。遊んで食って寝る、その負荷のない生活では見えなかったその子の別の面が見られます。

その子のイヤイヤスポットを刺激しないようにする。または、さすがにただのワガママだから少しは我慢させるように付き合うなど、その子との付き合いに幅が広がり非常に豊かな関係を持てるようになりますので、本当におすすめです。

 

2つ目。

「健康の爆買い」

ブラッシングで見えてくることは性格だけではありません。物理的なものは視覚から得られます。その子の体の異常を早期発見出来るのです。

背中に黒い小さな粒がボロボロと...ノミの糞。

耳に何か黒い物が...ダニ。

一部無毛になっている...皮膚トラブル。

触られて異常に嫌がる、痛がる...病気、怪我、散歩の際のトゲなどもあります。

 

そのような体の異常にいち早く気づければ、治療を行い進行する前に治せるのです。

 

 

3つ目。

「トリマーから好かれる(´^ω^`)ブフォwww」

笑ってますけど、結構切実なことです。例えば「これならなんとかブラッシングで取れるかな」という毛玉など、30分掛かったとします。そこでお客さんは倍の料金を払えますか?無理、というか嫌ですよね?90分の仕事のはずが120分になった。だから倍の料金を...おかしいと思いますか?実はこれ全然真っ当です。

その30分には、毛玉を安全にとるために信じられない集中とリスクがあります。間違えれば皮膚を痛め、怪我や感染症を起こしてしまう危険がありますし、取れると判断したならば見た目の良さも確保しながら進めるとなると30分には90分相当の労力が働くわけです。

 

それに、予約状況によっては次の子を押してしまったり、それが無理な場合は対象の毛玉っ子を全ての最後にやったり、従業員がいれば残業代まで出すことになります。倍の料金でも高くはない、というか真っ当です。

 

そうして毎回のようにお話をしても聞き入れて貰えず、また毛玉で来店...となると、自然と予約は取りたくないというのが本音になります。

鼻くそ程度の追加料金を貰って、神経すり減らしてリスクだけ背負ってやるなら、毎月綺麗にしてくれてる方を優先したいというのは何も間違っていないと思います。

 

酷い場合には残さずに刈り取るというのが、一番「マシ」な判断になる事も多いのですが、そこまでの毛玉を、皮膚を傷めずに取るのもまたリスクだらけ。結局はお金を頂かなければこれで飯を食ってる人間は割に合わないので関わりたくないとなっていくのは仕方の無い事だと思います。

 

さて、このように大きく3つの利点で自宅でのブラッシングを強烈におすすめしたいのですが、結局はこれ、「愛犬のため」が最優先なんです。

飼い主さんはお金を積むだけ。

トリマーは見あった料金をいただくだけ。

両者ともにそこがひりつく所でもあります(笑)

では愛犬は?主に苦痛なんです。そこを苦痛じゃないとさせながら進めるのは本当に大変なことなんです。

 

結局は、飼い主さんとトリマーが一緒になって手を取って、その愛犬を気持ちよくトリミングしてやるということが目的になります。

ぜひ、自宅でのブラッシングを始めてみませんか?下の下トリマーの自分でも、少しはお力になれるかもしれませんかもしれません多分もしかしたら少しくらいは(´・д・`)

 

ではでは、良きドッグライフを(/・ω・)/にゃー!

 

f:id:dhfruits:20190711105929j:image