ブラッシング
まず初めに、犬とは生き物であり、千差万別。
ですので私はしつけ、お手入れ、その他諸々ネットの情報、本、そのようなものはあまりあてにしない方が良いと思っています。
そういう技術もあるんだなぁ程度に。
「その子にあったやり方」は、担当のトリマーが1番の教科書になると思いますので、今日の記事も「そういう子にはそうしてるのね」といったスタンスで見てもらいたいと思っています。
ちなみに、トリミングご利用の方には動画でその子のブラッシングなどお送り出来ますので、こちらは無料ですので気になる方はぜひお申し付けください。
個別に実践をしながら指導は有料ですが、動画内でも簡単に説明は入れています。
はい、では
モデルはスタンダードプードル
お散歩に良く行く。
10日に1度のお店でのブラッシング。
月イチのトリミング。
比較的(うちのお店では)毛が長めに残している子。
まず、ブラッシングはいくつかステージに分けてブラシを使い分けます。
最初はよわーいブラシ。
それでいてピンの間隔はなるべく空いているもの。でも硬め。
毛量のある子にピンの間隔が狭いものをいきなり使うと、とにかく全部引っ張るので皮膚が痛いです。
このブラシはヘッドがグニャグニャに曲がるので、ピンはしっかり毛を捕らえつつ、引っかかるような場合にはヘッドが逃がしてくれます。
これである程度入れたら、次
スリッカーブラシの硬いもの。
スリッカーブラシのソフトだと、ヘッドが逃げるとかは無いので、毛玉やもつれも関係なく全ての毛を引っ張るので、巻き毛の子はソフトを使うと永遠に皮膚を引っ張り可哀想なので、ハードを優しく使います。
やはりこのブラシも、ピンの間隔は広め、ピンの長さも長め。
はじめチョロチョロなかパッパ
的な(*°∀°)=3
比較画像
クッションの高さとピンの長さが、多少優しさを出してくれますが、それでも力任せに使えば肌を引っ掻いてしまいますので、このスリッカーブラシと呼ばれるものを使う時には手首は使わずに、強く握らずに。
ちなみに私はほぼ親指と人差し指で持って、他の指は添える程度。
引っかかるとブラシが落ちていきます。
それが終わればコームで確認。
コームは両目であれば荒い方を。
細目を使うと、ソフトなブラシと同じで何もかも掴み取ってしまうので。
細かな使い方など書いているとあと5000文字覚悟になるので、流石に書けません(≧Д≦)ンアッー!
もしご自宅でブラシをする方は、確認の奥の手(?)もあります。
それがこちら。
ドライヤー(もちろん冷風にしてください)
プロはブラシから伝わる感覚、コームでの確認がしっかり出来ますからコーミングが終わればほぼ大丈夫なはずです。
でも、中には毛が長く、毛量も多く、気になる時もあります。
そのような時には毛をかき分けて見せてくれるドライヤーがおすすめ。
これ、ブラシ入れてない所を撮ったので全部まだ巻いてるし毛のもつれもありますが、拡大してみると
時計の1時2時あたりにしっかりとしたもつれが出来ているのがわかりますね。
もしもブラシが不安で、どなたかもう1人いる場合にはこうして風を当ててもらって、見ながらブラシをする事も可能です。
結局全身入れるんですけどね。
それでもご自宅でやるには、例えトイプードルでも一日で全身をしっかりやるのは大変かもしれません。
そのような時には今日はこの足、など決めて、ドライヤーで確認してみるのも良いですね。
と、案外端折ったつもりが既に1000文字超えてました。
ちなみに、同じスタンダードプードルでも別の子はまた別の道具で行っています。
ですので、やはりただの一例を載せただけと思って見てください。
ちなみに写真の子はコームで終わりでなく、もうひと手間かけている小技?もあります。
ちなみに、初手で使ったブラシをお客さんにオススメして使ってもらっていますが、ご自宅でブラシをするにあたり、何よりお互い苦痛を味あわない事を前提に考えています。
しっかりやりたいと思っても、まずはお互いブラシをする関係を認識して、腕を磨いてから他の道具を使っていくのもアリかと思って、効果は薄いかもしれないけど1番優しいブラシをオススメしました。
では、これにてドロン