dhfruitsの店長の素直な考え

お客さんと話す上では、相手のことを考えた発言をすべきです。でも、そこで伝えきれない本音もたまーにあります。そこまで含めて書くためのブログ。

緊急の受け入れ

どうもこんばんは。

なんとか期日に間に合いました。

 

ネタに関してはそういや毎月のコラムはこのブログに書いてないから被ったとか無いので、タイムリーなのを書こうかなと思います。

 

皆さんかかりつけの病院はありますか?

自分は、獣医として信頼出来る方がいてその病院のシステムも全て問題なく利用できるのでそこで足りているんですが、お客さんに聞かれた時には必ず複数の病院を利用するように薦めてます。(勧めて?)

 

というのも、何より緊急の受け入れ体制があるかどうかは非常に重要です。

 

先日、アイスの棒を食べてしまった子が来店され、病院は休みでしたが緊急連絡先があったのですぐに処置をしてもらいました。

 

自分は開業する時に近隣の病院に挨拶に伺った際にQ&Aをしておきました。

 

緊急の受け入れをしていない病院や、それが非常に手間で緊急にならんな、と思う所と様々。

受け入れしてないから悪いわけではなくその病院の規模や方針なので別に悪い意味は無いと思いますのでそこは勘違いしてはダメですよね。

 

ただ、本当に犬というのはいつどうなるか自分で言えるわけではなく、また今回のようにうっかりで訪れる危機もあるわけです。

 

ですから、普段のかかりつけは先生との相性で決めるのが1番だと思いますが、それ以外にも緊急の受け入れをしている病院に1度でもかかっておくことを本当にオススメしています。

 

カルテが無いと緊急を受けられないという場合もあります。その子の持病や病歴が分からなければ下手に診られないというのも納得ですし。

 

ですから必ずかかりつけの病院で緊急を受けているかを確認し、もしも不可であればとにかく混合ワクチンでも狂犬病予防でも、普段の利用以外で色々な病院に行ってカルテを作っておくことが大切です。

 

ついでに書いておくと、初めて犬を飼った方にどこがおすすめかと聞かれても答えられないのですが、自分が何を基準に病院を選んでいるかは答えられます。

 

というのも、穏やかになるべく自然に治療するAに通っていてなかなか治らないと不満を持つ方が、Bに行ってすぐ良くなった!と喜んでいたことがあったので。(とはいえ、すぐに良くなるというのは危険な匂いがしますが)

でもお客さんが喜んで、その後問題が無ければそれは喜ぶべきかな?とも思います。

ですから治療方針を含め、本当に相性だと思います。(本音は別の所に置き忘れておきます笑)

 

で、自分の基準ですが

「あやふやに答えない」

「この病院では無理です、とハッキリ言う」

「専門医を紹介してくれる」

「治療方針、現在の状況、今後の見通しと方針転換、これらをハッキリと言えるかどうか」

このあたりです。

 

まず、これはどういう状況ですか?と聞いて「可能性はWとZ。Wの疑いが強いからその治療をします。まずはこれで様子を見てそれから治療方針を再検討しましょう」「もしもZであれば当院では難しいので専門医に紹介状を書きます」

こう言ってくれる獣医さんを、私は信頼します。

 

そしてお客さんから言われる言葉「前飼っていた子からずっと通っていて...他に行くのは裏切るような気持ちになります」

 

『貴方の気持ちと、愛犬の治療、どちらを選びますか?』

 

少しでも疑いの気持ちがあるから私に相談してくれているのだと思います。

であれば、今その愛犬の苦しみをどうしてやりたいか。変わっていない毎日を続けるのか、セカンドオピニオンとして割り切るか。

強く言うようですけど、少なくとも「他に行きやがって」と思うような獣医に愛犬は預けられません。私は、ね。